公文英語の効果は?英検結果から分かるデメリット
公文英語は語学学習の基本をおさえた勉強法ですが、先生が教えてくれるわけではなくデメリットもあります。
英検の結果から公文英語の効果とデメリットを分析します。
公文英語がすべての子におすすめできるわけではありませんが、語学学習の方法としてはおすすめです。
公文英語の特徴とは
公文英語は、英会話教室や英語塾とは全く違います。
公文の勉強法をそのものが「自習式」になっているからです。
先生は教えてくれない(自習スタイル)
公文英語に限らず、公文に共通することですが「先生が教える授業スタイル」ではありません。
自分でプリントを解いて、自習スタイルで勉強を進める勉強法です。
何回も同じような問題を解くことで力をつけていくのです。
先生が解説してくれるわけではなく自分の頑張りが必要になるため、「もうダメだ」と諦めてしまうと公文に通うことが苦痛になります。
「公文がよいか」で意見が分かれるのは、このスタイルが子供に合うかどうかが違うためだと考えられます。
毎日自分で勉強する
週2回の公文に通う日だけではなく、毎日自分で勉強する必要があります。
逆に言うと、毎日自分でプリンをやるうちの、週2回は公文教室で行うという感じでしょうか。
公文教室では家でやってきたプリントのチェックと理解度のチェックを行います。
公文は(英語に限らず)自分で勉強する「自習」の習慣づけを行うことを重視していますので、自分でコツコツ勉強できないと続けることが苦痛になります。
e-pencilで聞いて、発音する
教室によっては英語の得意な先生もいるようですが、基本的に先生は英語を教えません。
e-pencilという機械(プリントにタッチすると英語の音声が聞こえる)を使って、ネイティブの発音を耳で聞きます。
ただし、e-pencilは発音が悪くても注意してくれるわけではないので、何度も自分で繰り返して練習するしかありません。
実際にe-pencilを使って耳で覚えた我が子の発音は悪くありません。
(下手に訛りのある英語の日本人に教えられるよりは、e-pencilのほうがいいと思います。)
簡単な問題から始める
公文英語も、はじめの段階は本当に簡単な問題から初めます。
絵を見て物の名前を発音したり、英語の歌を歌ったり・・・と小学校の授業で行うような「英語に親しむ」という程度からはじまるのです。
簡単な問題で先生に褒めてもらい、どんどんプリントを進めていくことで「子供に自信をつけさせる」ということを重視しているのです。
小学校高学年や中学から公文英語をやると、初めのうちは親としては「だいじょうぶ?」「月謝が無駄かも」と感じるかもしれません。(笑
学年や年齢にかかわらず進める
公文英語だけではなく、公文はできる子は学年や年齢に関係なく進ませるスタイルです。
学年を超えて先取り学習させることで、「私はできる!」と自信をつけさせることを重視しいます。
3学年先まで進むと「高進度学習者賞」などの賞が設けられていて、更に子供をやる気にさせる仕掛けもあります。
他にも「認定テスト」と呼ばれる賞もあります。
我が子も小学生の頃は「高進度学習者賞」が欲しくて頑張っていました。
また、速いペースで進んでプリントを何枚やろうと月謝自体は変わらないので、やる気のある子ならコストパフォーマンスはとてもいいです。
英検、TOEFL等の検定試験を利用
一定の進度まで到達すると、公文から英検やTOEFL等の検定試験の受験をすすめられます。
(公文国語なら、漢検受験をすすめられるようです。)
公文英語は、英検や受験に向いている勉強法です。
検定試験を利用してレベルを誰から見ても分かりやすくすることで、子供に自信をもたせることが目的です。
公文の「M教材」と言われてもピンときませんが、英検2級と言われば誰でも分かりますから「すごいね!」と言われる機会も増えることを狙っているのでしょう。
英検の結果から分かる「公文英語の効果」
英検の結果から分析した公文英語の効果を紹介します。
公文英語は、長文問題に強い
英検準2級の結果
上は中学1年生のときに受けた「英検準2級」の結果です。
英検準2級では、筆記試験の大問3と4は長文問題になっています。
長文問題だけは全問正解になっていることが分かりますね。
(過去問をやっても、長文だけは正解率が異様に高かったです。)
公文英語は、高校教材になれば「長文読解」ばかりになります。
そのため、英語の長文を読むことに慣れているので、知らず知らずに長文が得意になっているのです。
我が子いわく「長文問題は、文章の中に答えがあるから簡単」だそうです。(苦笑
公文英語は、受験英語に強い
中学からはじまる英語は、「読み書き」の部分が重要視されています。
高校受験や大学受験英語も、同じです。
公文英語の毎日コツコツと勉強して語彙力を蓄えて文法を理解するスタイルは、受験英語に強くなります。
下記は英検準2級の結果で、中学1年生で合格しています。
英検準2級は高校1年生レベルですから、常に上位の成績をとれています。
公文英語で自信がついた
中学1年生で、英検准2級に合格し、公文英語の高校教材をやっていることは本人の自信になっているようです。
英語に苦手意識をもつことなく、英語の授業でも自信を持って受け答えできていると、先生からも評価されています。(内申に影響しますしね。)
また、定期テスト前に英語の勉強をしなくても済むので、他の教科に勉強時間を使えていることも大きなメリットです。
英検の結果から分かる「公文英語のデメリット」
しかし、公文英語はメリットばかりではありません。
デメリットももちろんあります。
英検の結果から分析した公文英語のデメリットを紹介します。
公文英語は、英会話に弱い
下記は小学6年生のときに受けた「英検3級」の結果です。
1次試験(筆記試験)は問題なく合格したにもかかわらず、2次試験(面接)で落ちてしまっています。
そうです。公文英語は「英会話力」はつきません。
e-pencilで英語を真似して発音自体は悪くないのですが、ネイティブ相手に話す機会がありません。
公文教室で、先生相手にレベル確認テストで話す機会はありますが、相手は日本人です。
しかも、教材を使って確認する程度です。
英語の知識はあるものの、その英語を使って話す機会が圧倒的に足りていないのです。
公文英語の最大のデメリットは、「英語を話せるようにならない」ということ。
残念ですが、話す機会を持たなければ「英会話力」は身に付きません。
相手が言っていることが分かっても、なかなか思うように自分の口から出てこないんですよね。(経験あると思います。笑)
英検3級の結果で公文英語のデメリットを痛感しました。
それからは、公文英語と併用して「オンライン英会話」も利用しています。
(参照:「オンライン英会話」で格安でネイティブと話そう!)
「オンライン英会話」の授業では初め緊張でガチガチだった娘ですが、毎週ネイティブと話す機会を持つことで、最近は臆することなく英語で話すようになりました。
(※オンライン英会話と併用することで、英検準2級の2次試験(面接)では、無事に一発で合格しました。)
中学の授業ではネイティブの先生の授業もあるのですが、積極的に手を上げているようです。(ホッ
いつから公文英語を始めればいいか
公文英語をいつから始めればいいか?ですが、小学校3~4年生で十分だと思います。
小学校5~6年生でも遅くはありませんし、やる気があるなら中1からでも十分間に合います。(中学から始める子は少ないですが)
あまり早く始めても、小さい子供の集中できる勉強時間は限りがあります。
それに、先に進むと文法が理解できなかったり、英単語を覚えられずに英語が嫌いになる可能性も高い。
それよりも、国語力を十分につけた後の小学校高学年からはじめたほうが、進むスピードが早いでしょう。
コスパもいいですしね。(笑
我が家は小学4年生で始めています。
公文英語をおすすめできる子
公文英語の効果やデメリットを色々と紹介しましたが、すべての子に公文英語をおすすめできるわけではありません。
特に「先生が教えてくれない」自習スタイルという点で、子ども自身がモチベーションを保てるかが重要です。
どうしても理解できなくても、先生が教えてくれるわけではありませんから。
自分でコツコツ頑張れる子には公文英語をおすすめできますが、先生に分かりやすく教えてもらいたいなら、スタディサプリの英語のほうがいいかもしれません。
また、英語の楽しさや会話を重視するなら「英会話」のほうがおすすめです。

